混合研究法によるデザイン実務家の学習行動モデルの提案

Time slot: 10:00 - 10:20 

著者 西村歩(株式会社MIMIGURI/東京大学大学院)塚常健太(岡山理科大学)
発表者 西村歩(株式会社MIMIGURI/東京大学大学院)
概要西村・塚常(2024)は、企業で活動するデザイン実務家がどのように学習しているかについて、量的調査を実施し、分析を行った。本研究はその続報であり、デザイン実務家が学習時に重視する知識・技能・スキルの選定基準について、(1) 138名のデザイン実務家を対象とした量的調査と、(2) 職務階層別のデザイン実務家に対するインタビュー調査の結果を統合する混合研究法(mixed methods research;MMR)を用いて検討を行った。その結果として職務階層の違いによって学習する内容の選定基準に差異が生じることが明らかとなった。本研究では最後に上記の知見を基にして、デザイン実務家の学習行動モデルを提案する。